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ASP.NET AJAX 1.0 の世界 【第1回 事前準備】

※ この内容は、こちら の記事にまとめました (2007/06 更新)

【環境】
ASP.NET AJAX 1.0 RC
ASP.NET AJAX December CTP (with ASP.NET AJAX Control Toolkit)

あけましておめでとうございます。

新年最初のネタは、もうすぐリリースが予定されている ASP.NET 2.0 AJAX のチュートリアルを記載していきます。
例によって連載で記述します。以下の順序で記載していく予定です。

既に AJAX を堪能されている方にとっては当たり前のサイトですが、ダウンロードモジュールやドキュメント類は、http://ajax.asp.net/ が参考になります。ここには、ダウンロードモジュール以外に、チュートリアルや Web キャスト、あと第5回で使うクライアントライブラリのリファレンス (但し、このブログでサンプルとしてとりあげる December CTP の分は含んでいません) なども揃っていますので、困ったときは是非ドキュメント類も覗いてみてください。
既に日本でもフォーラムなど盛んですので、現在さわっている方にとっては大きく目新しい情報はないかもしれませんが、この楽しい世界を多くの方と共有するために、ここでは、これからはじめる方を対象に記載をしていきたいと思います。尚、本ブログでは、サンプルソースはすべて、現在ダウンロード可能な ASP.NET AJAX 1.0 RC と ASP.NET AJAX December CTP を使用していきます。カスタム Extender のスクリプトや、クライアントライブラリの内容など RC 版で若干変わっていますが、ここではすべて上記 RC 版で動作するように記述していきます。

では、今回はまず準備をおこなっていきましょう。

まず、事前に Visual Studio 2005 による ASP.NET 2.0 の開発環境が必要になります。無償の Express Edition でも使用可能ですので、あらかじめ準備しておいてください。
上記のダウンロードサイトに行って頂くとわかりますが、AJAX のダウンロードモジュールには、以下の3つがあります。

  • ASP.NET AJAX 1.0 RC
    リリース予定の AJAX のコアコンポーネントとツール類一式 (Release Candidate 版) です。
  • ASP.NET Features Dec CTP
    今後追加を予定している開発中の CTP 版のツール類や開発用のテンプレートなどです。
    今後サンプルでお見せする AutoCompleteExtender や DragOverlayExtender などもこれに含まれています。(これまでも、RC 版のほうに移行したコントロールがあります。順次、正式版に移る可能性があります。)
  • ASP.NET AJAX Control Toolkit
    マイクロソフトの社員や、社外のコミュニティメンバの方などが開発した大変おもしろく、大変使える! Extender のツール類が入っています。
    カスタムの Extender の作成方法については、第4回で説明していきますので、皆さんも何かおもしろいコンポーネントを開発してみては如何でしょう。

今後サンプルでもお見せしていきますが、それぞれ使用する Visual Studio のテンプレートが異なるので注意をしてください。それぞれ使用する dll が異なる関係で、初期生成される web.config が異なっていますので、サンプル作成時は注意してください。

では、それぞれのコンポーネントを Visual Studio のインストールされているマシンに展開し、ASP.NET AJAX 1.0 RC と ASP.NET Features Dec CTP については、インストーラを実行してください。
また、ASP.NET Features Dec CTP については、インストールしただけではツールボックス上には追加のコンポーネントは表示されませんので、Visual Studio のツールボックス上で新規にタブを作成し、[アイテムの選択] (ツールボックス上で右クリックすると表示されるメニューです) で Microsoft.Web.Preview.dll (通常は、%Program Files%Microsoft ASP.NETASP.NET 2.0 AJAX Futures December CTPv1.0.61025 下) を選択するか、ツールボックス上に dll をドラッグアンドドロップするなどして取り込んでください。
また、ASP.NET AJAX Control Toolkit については、AjaxControlExtender.vsi (通常は、[AjaxControlToolkit の展開先]AjaxControlExtender下) を実行して Visual Studio にテンプレート類を取り込み、さらに、[AjaxControlToolkit の展開先]SampleWebSiteBin にある AjaxControlToolkit.dll を上記と同様の方法でツールボックス上に取り込みますが、http://ajax.asp.net/ のビデオキャストでもご紹介している通り、AjaxControlToolkit.dll と pdb ファイルの2つを [AjaxControlToolkit の展開先]Binaries 下にコピーしてから使用されることをお奨めします。

これらの手順のデモは、http://ajax.asp.net/ のサイトのWebキャスト (GetStarted の2つのビデオ) に載っていますので是非参考にしてみてください。

ということで、面倒な準備が終わりましたので、いよいよ次回から本旨に入っていきましょう。

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8 replies »

  1. こんにちは。記念すべきWindows Vista, the 2007 Office systemの発売日に高熱にうなされ(><)イベントを堪能できなかった長沢です。 ASP.NET AJAX 1.0 がリリースされすでに数日経過していますので、実際にダウンロードし、お試しいただいた方々も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

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  2. ASP.NET Ajaxがよいよい! 基本的に、UpdatePanelタグの中にASP.NETのタグを入れただけでページ遷移無しのページがつくれたりする感じのASP.NET Ajax。 特にいいのが、Web Serviceを提供するためのasmxファイルを作って、クラスにScriptService属性をマークしておくと、JavaScriptを記述する箇所でほとんど同じように定義したクラスとメソッドが使えるところ。 ここで書かれているエントリーが詳しいです。…

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